2016年03月06日

FXのスワップポイント狙いは稼げるのか?

FXを始める際、スワップから入る人がたくさんいます。

スワップとは「交換する」という意味です。
FXにおけるスワップとは「金利を交換する」というような意味で、金利差によって毎日のように金利を受け取れる(支払う)ことを指します。
ちなみに、◯◯生活におけるスワップとは、「パートナーを交(以下略

簡単に言ってしまえば、FXは外貨取引ですので、外貨預金のようにその金利差に応じて利息が受け取れるわけですね。

スワップ全盛の時代がありました

実は、私がFXを始めた頃は、FXのセールスポイントはこのスワップでした。
当時のFXは、スワップ目的で始める人が大半だったと思います。

私がFXを始めた7年ほど前は、日本は相変わらずの超低金利で、アメリカはまだ結構金利の高い時代でした。
ですので、ドル円を買いで持っているだけでそれなりにスワップポイントが入ってきたのです。
さらに、豪ドル円なんかは利率が高く、外貨預金の延長線上でFXを利用する人もたくさんいました。

現在はアメリカも超低金利ですので、ドル円ではほぼスワップポイントは付きません。

日本人はインカムゲインが大好き

で、このスワップ、日本人は大好きなんです。
特に主婦の皆さんは大好きですね。

日本人にはかつて農耕民族であったDNAが存在するのか、キャピタルゲインよりもインカムゲインを好む性質があります。

キャピタルゲイン 値動きによって利益を得る
インカムゲイン FXのスワップや株の配当によって定期的に利益を得る

キャピタルゲインは狩猟って感じで、積極的にチャンスを探して利益を狙いに行きます。
インカムゲインは種まきをしておき、定期的、安定的に利益をもらう感じですね。

この文章を読んだだけで、「私もインカムゲインのほうが好きだな」と感じる人は多いと思います。
ちなみに私は根がギャンブラーなので、元からキャピタルゲインしか眼中にないようなタイプです。
狩りに行こうぜ!

スワップ狙いは有効なのか?

で、本題としては、スワップ狙いは今でも有効なのでしょうか?

結論としては、有効です。
ただ、為替には値動きがあるという当たり前の事実から逃げないでください、ということです。

過去から学ぶことは多い

私がFXを始めた頃にスワップ派が多くて、今はキャピタルゲイン派が多い歴史を学べばよく分かると思います。

当時、ドル円は今と同じ115円くらい。
そして値動きは比較的安定していました。
どちらかと言えばじわじわと円安方向に動いていました。

このような状況でどうなるかというと、ドル円のポジションを持っていると毎日のようにスワップポイントによる金利が受け取れ、更にキャピタルゲインもじわじわと増えていくような状況だったんです。
夢の様な状態ですね。

噂を聞きつけてたくさんの人が参入してきた

以前に説明しましたようにFXではレバレッジを効かせることが出来ますので、それまで外貨預金をやっていた人がこぞってFXに参入してきました。

FXのレバレッジとは?証拠金取引って何?

もちろんその噂を聞きつけて、たくさんの人がFXを始めました。
マネー雑誌やインターネットの情報もスワップに偏っていて、まるでパワーアップした外貨預金のような、新しい資産運用先のような取り扱いをしていたんです。

そのような状況が比較的長く続いたので、多くの人は「為替が変動するという事実」をどこかに置き忘れてしまったんです。
レバレッジをかけない状態でも年利計算で2%くらいの金利がもらえる、レバレッジ10倍にすれば年利20%の金利がもらえる外貨預金に変貌します。
すごく魅力的な話ですよね。

当時は色々な通貨を使って高レバレッジにして、年利100%くらいのポートフォリオを組むような人もたくさんいました。
年利100%であれば何もしなくても1年で資金は2倍。おいしすぎます。

しかし、世の中そんなに甘くない。
というより、きつい言い方をすれば機関投資家はそのようなカモが溜まる状態を待っていました。

比較的安定した為替の中でインカムゲインとキャピタルゲインをじわじわと溜め込んでいた人にとって、思いもしないような急激な円高が発生します。
というより、これは意図的に仕掛けられていると思いますね。

キャピタルゲインがマイナスになったとき、危機管理能力のある人は即座に船から降りて逃げ出したことでしょう。
また、キャピタルゲイン重視の投資家は、「これはチャンス」と読み切り、ドル円売りのポジションを大量に抱えて大儲けした人もいます。

しかし、多くのインカムゲイン目的でFXに入った投資家は、いきなりやってきた荒波に対抗する術を知りません。

「いずれ元に戻るんだろう」
「せっかく増えてきたお金が減ってしまった状態でやめるわけにはいかない」

こんな感じでしょうか。

ですので、嵐が過ぎ去るまでひたすら待ち続けようとした人、逆に荒らしに立ち向かい、損切りをせずにナンピンをしてポジションを増やしてしまった人、色々いました。

ご存知の通り、この嵐は一過性の嵐ではなく、天変地異のような強烈な円高だったんですよね。
一時70円台まで突入し、65円くらいまでは考えられるなんて状態まで円高進行しました。

スワップ派の人はどうなったのか?

想像に難くないと思いますが、当時のスワップ派の多くの人はこの円高時代の中で、それまで溜め込んでいたインカムゲインはもちろんのこと、当初用意した自分の資金をも失う人が続出しました。

というより、その現実がどうしても受け入れられず新たな資金を投入する人も続出でした。
使ってはいけない住宅購入資金などまでつぎ込み、なんとか嵐に堪えきろうとする人も結構いたと思います。
結構悲惨な状態でしたよ。

FXに限らず、疑わなくなったら負けです

私が言いたいのは「FXって怖いよ」ってことや「スワップなんてやめちまえ」ということではなく、「一つの手法を答えのように信じきって疑わなくなったら負け」ということです。

何度か書いていますが、そのような思い込みが多くの人に発生した時点で、そこを狙い撃ちした利益の取り方が出来てしまうんですよ。
投資や相場は答えらしきものに逃げ込んだら負けです。
出来る限り答えらしきものを探すんですが、常にそれを疑わなくてはなりません。

主役はキャピタルゲイン

もう一つ、やはり投資の王様はインカムゲインでなくキャピタルゲインです。
積極的にチャンスを見つけて狩りに行く意識が必要なんですよ。
その意識がないと、強大な敵や嵐がやってきたときに、逃げるという当たり前の危機管理能力が失われます。

せっかく種をまいて収穫寸前まで育てた農作物が嵐や動物によってやられているのをぼーっと見ているような状態です。
ぼーっと見ていたら、嵐や動物は農作物だけでなく自分自身をも襲ってきますよ。

追加で住宅資金などを投入した人は、せっかく育てたお米を収穫できないのが許せなくて、最後の種モミを嵐の中で田んぼに蒔いたような構図です。
そりゃ無茶だよねっていう。

嵐が来たらまずは単純に家の中に逃げる。
次に、嵐によって利益がでる方法を探る。
農作物の収穫はダメになったとしても、潮目が変わって魚は取りやすくなっているかもしれません。

環境に適応できる存在こそ、最後に生き残る人間なのです。





posted by FXマニア at 09:00| Comment(0) | FX基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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