2016年03月06日

FXに必勝法、必ず儲かる方法はあるのか

FXで大きく儲けている人はたくさんいます。
果たしてFXに必勝法はあるのでしょうか?

今日も結論から書いてしまいますが、FXに必勝法はありません。
いや、「必勝法がないということを知る」ことが「本当の必勝法」になります。
言葉遊びをしているわけではないですよ。

人と人が売買しているから、参加者の意思次第で市場は変化する

FXに限らず、株などの相場において必勝法はありません。
同様に、「絶対」とか「答え」もありません。
理由は簡単、相場は人と人の売買で成り立っているからです。(厳密に言えば違いますけどここでは省略)
自分が買ったということは、そこで誰かが売ったのです。
その基本を忘れてはいけません。

ではなぜ人と人の売買で成り立っていると必勝法が無いのでしょうか?
これはよく考えて見ればわかると思いますが、仮に必勝法なんていう手段があるとしたら、その手段を逆手にとった必勝法を考えることが出来てしまうからです。
相場が騙し合いと言われる所以はこのへんにあります。

もしも必勝法があったらどうなる?

例えば、今でも結構有効な手法として、「窓埋め」という理論があります。
週を跨いで為替がギャップを生じたとき、そこに出来たギャップを窓といいますが、基本的には窓を埋めることが多いんです。
ですので、実際に私も週をまたいでギャップが発生した場合、窓埋めポジションを持つことは結構あります。

で、これが今までの相場では必ず勝てる必勝法だったとしましょう。
過去30年を分析し、窓埋め投資をすればトータルで150%のリターンがありましたよ、なんて検証結果が出たとしましょう。

これを必勝法として誰もがこの投資を始めようとするとどうなるでしょうか?
考えてみれば分かると思いますが、窓が発生しなくなるんです。

そりゃそうです。窓が発生するのは、誰かがそこに窓が発生するような注文を入れているからです。
例えば週をまたいでドル円が0.5円上がるとすれば、多くの人が買い注文を入れているからギャップが発生しているわけですよね。

それに対し、窓埋め投資が必勝法としてもてはやされたら、今度は窓を埋める側の圧力が強くなるわけです。
上記で言えば、売りでポジションを持つのが窓埋め投資ですからね。
売り注文が殺到して、あっという間に窓はなくなります。

相場は売買で成り立っているので、必勝法のようなものがもてはやされたら相場そのものが変わってしまうわけですね。
30年続いた方法でも明日からは使えなくなってしまうんです。

機関投資家が狙い撃ち

また、そこまで極端なことが無いとしても、利益が出なくなる可能性はあります。
窓埋め投資理論が浸透した頃、多くの素人投資家による窓埋めポジションが殺到したとすれば、多くの資金を扱っている機関投資家や玄人投資家がその素人ポジションをつぶしにかかるからです。

相場というものは、偏りを見つけると利益のチャンスになります。
上記で言えば、素人が窓埋めを盲目的に信じているという状態が偏りを生むわけですね。
そこを狙い撃ちすればいずれは素人の損切り連発で、仕掛けたほうは悠々と利確できてしまうんですよ。

実際の相場では大きな資金を動かす機関投資家は1つではないし、その機関投資家同士の騙し合い、ガチンコバトルが繰り広げられているわけですが、やはりそのようなギャップがあれば見逃すことはありません。
普段は騙し合いのガチンコバトルをしていたはずなのに、一致団結して素人を食いにかかります(と言ってもその中でまだ騙し合うけれども)。

以前に紹介した、数年前のスワップ投資家が良い例です。
彼らは完全に機関の食い物にされたような構図だと思います。
相場に自分勝手な答えを求めてはいけないんです。


相場も会社経営も同じ

つまり相場で戦っていくためには、常に疑いながらも今は確率の高そうな手法を探り続けるという意識、覚悟が必要になります。
これは会社経営にも似ているかもしれません。

経営者には答えは用意されておらず、常に正しそうなモノを決断していくしかありません。
経営者の仕事はスピード感を維持しながら常に決断していくことです。
その対価として、決断が成功した場合には大きな利益が待っているわけですね。

相場も同じです。
安易な必勝法にすがりつかないよう気をつけたいものですね。

何だか相場がとても難しいような話をしてしまいましたが、これは逆に考えられるんですよ。
「答えがない中で答えらしきものを探し続ける覚悟」を持てる人が少ないのであれば、その覚悟を持って向き合うだけで勝ててしまうという甘い現実もあるんですよ。
ぶっちゃけ、チャンスなんていくらでも転がっていますからね。

私は何度も書いていますが、参加者の心理を考えることが重要だと思ってます。
人間の心理自体はそんなには変わらないですからね。





posted by FXマニア at 09:09| Comment(0) | FX必勝法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

FXのデモ口座によるバーチャルトレードは意味があるか?

最初は怖いから、バーチャルトレードから始めるべき?

FX初心者の方で、デモ口座によるバーチャルトレードから始めたいと考える方がいらっしゃいます。
実際のお金を使わず、お金があると仮定して、架空のトレードを行うことができるFX口座があるのです。

いきなりお金をかけてトレードするのが怖いという方もいらっしゃるので、それなりに需要があるようですね。

バーチャルトレードは意味が無い

結論から言いますと、私はデモ口座によるバーチャルトレードをオススメいたしません。
理由は簡単、お金をかけていなかったら真剣なトレードなんてできるわけがなく、全く無意味だからです。

それどころか、バーチャルトレードで成功してFXが簡単だと思い込み、実際にお金をかけた瞬間に一瞬にして証拠金をなくす人もいます。
悪い言い方をしてしまえば、バーチャルトレードってそのためにあるとも言えますね。

漫画のカイジの世界のような話をして申し訳ないんですが、人間は自分のお金がかかっていないと熱が入らないんですよ。
その状態で薄っぺらい取引をしても、何の利益もありませんし経験にもなりません。
自分のお金がなくなるかもしれないという苦しみ、痛みを感じて、初めて他の投資家の心理も少しずつ見えてくるわけです。
本で勉強してもFXがちっともうまくならないのはこのためです。




posted by FXマニア at 09:02| Comment(0) | FX基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

FXのスワップポイント狙いは稼げるのか?

FXを始める際、スワップから入る人がたくさんいます。

スワップとは「交換する」という意味です。
FXにおけるスワップとは「金利を交換する」というような意味で、金利差によって毎日のように金利を受け取れる(支払う)ことを指します。
ちなみに、◯◯生活におけるスワップとは、「パートナーを交(以下略

簡単に言ってしまえば、FXは外貨取引ですので、外貨預金のようにその金利差に応じて利息が受け取れるわけですね。

スワップ全盛の時代がありました

実は、私がFXを始めた頃は、FXのセールスポイントはこのスワップでした。
当時のFXは、スワップ目的で始める人が大半だったと思います。

私がFXを始めた7年ほど前は、日本は相変わらずの超低金利で、アメリカはまだ結構金利の高い時代でした。
ですので、ドル円を買いで持っているだけでそれなりにスワップポイントが入ってきたのです。
さらに、豪ドル円なんかは利率が高く、外貨預金の延長線上でFXを利用する人もたくさんいました。

現在はアメリカも超低金利ですので、ドル円ではほぼスワップポイントは付きません。

日本人はインカムゲインが大好き

で、このスワップ、日本人は大好きなんです。
特に主婦の皆さんは大好きですね。

日本人にはかつて農耕民族であったDNAが存在するのか、キャピタルゲインよりもインカムゲインを好む性質があります。

キャピタルゲイン 値動きによって利益を得る
インカムゲイン FXのスワップや株の配当によって定期的に利益を得る

キャピタルゲインは狩猟って感じで、積極的にチャンスを探して利益を狙いに行きます。
インカムゲインは種まきをしておき、定期的、安定的に利益をもらう感じですね。

この文章を読んだだけで、「私もインカムゲインのほうが好きだな」と感じる人は多いと思います。
ちなみに私は根がギャンブラーなので、元からキャピタルゲインしか眼中にないようなタイプです。
狩りに行こうぜ!

スワップ狙いは有効なのか?

で、本題としては、スワップ狙いは今でも有効なのでしょうか?

結論としては、有効です。
ただ、為替には値動きがあるという当たり前の事実から逃げないでください、ということです。

過去から学ぶことは多い

私がFXを始めた頃にスワップ派が多くて、今はキャピタルゲイン派が多い歴史を学べばよく分かると思います。

当時、ドル円は今と同じ115円くらい。
そして値動きは比較的安定していました。
どちらかと言えばじわじわと円安方向に動いていました。

このような状況でどうなるかというと、ドル円のポジションを持っていると毎日のようにスワップポイントによる金利が受け取れ、更にキャピタルゲインもじわじわと増えていくような状況だったんです。
夢の様な状態ですね。

噂を聞きつけてたくさんの人が参入してきた

以前に説明しましたようにFXではレバレッジを効かせることが出来ますので、それまで外貨預金をやっていた人がこぞってFXに参入してきました。

FXのレバレッジとは?証拠金取引って何?

もちろんその噂を聞きつけて、たくさんの人がFXを始めました。
マネー雑誌やインターネットの情報もスワップに偏っていて、まるでパワーアップした外貨預金のような、新しい資産運用先のような取り扱いをしていたんです。

そのような状況が比較的長く続いたので、多くの人は「為替が変動するという事実」をどこかに置き忘れてしまったんです。
レバレッジをかけない状態でも年利計算で2%くらいの金利がもらえる、レバレッジ10倍にすれば年利20%の金利がもらえる外貨預金に変貌します。
すごく魅力的な話ですよね。

当時は色々な通貨を使って高レバレッジにして、年利100%くらいのポートフォリオを組むような人もたくさんいました。
年利100%であれば何もしなくても1年で資金は2倍。おいしすぎます。

しかし、世の中そんなに甘くない。
というより、きつい言い方をすれば機関投資家はそのようなカモが溜まる状態を待っていました。

比較的安定した為替の中でインカムゲインとキャピタルゲインをじわじわと溜め込んでいた人にとって、思いもしないような急激な円高が発生します。
というより、これは意図的に仕掛けられていると思いますね。

キャピタルゲインがマイナスになったとき、危機管理能力のある人は即座に船から降りて逃げ出したことでしょう。
また、キャピタルゲイン重視の投資家は、「これはチャンス」と読み切り、ドル円売りのポジションを大量に抱えて大儲けした人もいます。

しかし、多くのインカムゲイン目的でFXに入った投資家は、いきなりやってきた荒波に対抗する術を知りません。

「いずれ元に戻るんだろう」
「せっかく増えてきたお金が減ってしまった状態でやめるわけにはいかない」

こんな感じでしょうか。

ですので、嵐が過ぎ去るまでひたすら待ち続けようとした人、逆に荒らしに立ち向かい、損切りをせずにナンピンをしてポジションを増やしてしまった人、色々いました。

ご存知の通り、この嵐は一過性の嵐ではなく、天変地異のような強烈な円高だったんですよね。
一時70円台まで突入し、65円くらいまでは考えられるなんて状態まで円高進行しました。

スワップ派の人はどうなったのか?

想像に難くないと思いますが、当時のスワップ派の多くの人はこの円高時代の中で、それまで溜め込んでいたインカムゲインはもちろんのこと、当初用意した自分の資金をも失う人が続出しました。

というより、その現実がどうしても受け入れられず新たな資金を投入する人も続出でした。
使ってはいけない住宅購入資金などまでつぎ込み、なんとか嵐に堪えきろうとする人も結構いたと思います。
結構悲惨な状態でしたよ。

FXに限らず、疑わなくなったら負けです

私が言いたいのは「FXって怖いよ」ってことや「スワップなんてやめちまえ」ということではなく、「一つの手法を答えのように信じきって疑わなくなったら負け」ということです。

何度か書いていますが、そのような思い込みが多くの人に発生した時点で、そこを狙い撃ちした利益の取り方が出来てしまうんですよ。
投資や相場は答えらしきものに逃げ込んだら負けです。
出来る限り答えらしきものを探すんですが、常にそれを疑わなくてはなりません。

主役はキャピタルゲイン

もう一つ、やはり投資の王様はインカムゲインでなくキャピタルゲインです。
積極的にチャンスを見つけて狩りに行く意識が必要なんですよ。
その意識がないと、強大な敵や嵐がやってきたときに、逃げるという当たり前の危機管理能力が失われます。

せっかく種をまいて収穫寸前まで育てた農作物が嵐や動物によってやられているのをぼーっと見ているような状態です。
ぼーっと見ていたら、嵐や動物は農作物だけでなく自分自身をも襲ってきますよ。

追加で住宅資金などを投入した人は、せっかく育てたお米を収穫できないのが許せなくて、最後の種モミを嵐の中で田んぼに蒔いたような構図です。
そりゃ無茶だよねっていう。

嵐が来たらまずは単純に家の中に逃げる。
次に、嵐によって利益がでる方法を探る。
農作物の収穫はダメになったとしても、潮目が変わって魚は取りやすくなっているかもしれません。

環境に適応できる存在こそ、最後に生き残る人間なのです。





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